どもー
はま屋のはまさんです。

先日行われたGP千葉に行ってきたのでそのレポートをお送りします。
今回はどんな形で準備して、実際どういう結果だったのか形式で
お届けしようかなと思います。

【GPのための準備】
直前に上海に行っていた事もあり、モダンマスターズ2015のカードリストに
ちゃんと目を通したのは発売後の事。
4000人という途方もない数のGPだけど、結局のところ自分が目指すのは
13勝2敗というPTの権利のラインなので、実のところ人数が多かろうが
あんまり変わらないという感じ。

逆に時間がないのはみんな一緒なので
練習すれば結構チャンスなんでは!?ぐらいに思ってました(笑)

そんでもってどのぐらい練習したのか?っていうと、
発売週の土日でシールドの大会に出つつドラフトも1,2回。
平日は1日1シールドを3~4時間かけて検討しながらやって、
ドラフトの卓が立ちそうであれば東京行ったりして参加。
MOで出来るようになってから3回ほどドラフトやったぐらいですかね~

シールドの組み方について、GP直前に書いた記事があるので、そっちも良ければ見てください!
http://www.cardshop-hamaya.com/?p=4148

そんなこんなで短い時間の中では結構練習出来た方じゃないかなと。
若干の自信と、結構なワクワクを胸に幕張メッセに向かいました。


【GP初日 シールド】

もらったレアはこちら。
お値段3000円ぐらいでしょうか・・

神聖の力線
エメリアの盾、イオナ
真夜中のバンシー
くぐつ師の徒党(FOIL)
苦悩火
原始のタイタン
刻まれた大怪物


出来たデッキがこれ。

水辺の蜘蛛
巣の侵略者
陰極器*2
野生の末裔
幽霊の変わり身
カープルーザンの徘徊者
コジレックの捕食者
戦慄の徒食者
真夜中のバンシー
くぐつ師の徒党
原始のタイタン
ペラッカのワーム

名も無き転置
不屈の自然
迫撃鞘
隔離する活力
巨森の蔦
骨の粉砕
噴出の稲妻*2
旅人のガラクタ
病気の拡散
苦悩火

シミックの成長室
ラクドスの肉犠場
山1
沼6
森7


プール的に黒緑赤の組み合わせしかカードが足りず
5色にするか3色でまとめるかだったんだけど、
5色にするメリットが刻まれた大怪物ぐらいで、
ペラッカもバンシーも色マナ拘束きつすぎるので3色でまとめることに。

本当はセカンドプランで速いデッキとか、別軸のデッキを作るべきなんだけど
軸が変わらず弱くなるか、カードがそもそも足りないとかで
今回はこのデッキしか使いませんでしたねぇ。

一応シナジーのある緑黒のトークン戦略をベースとしたデッキが出来、
除去も確定除去2枚に使いやすい除去、X火力と申し分無かったので
結構強いデッキだったかなとは思います。

マイナス要素としては、ボムがエリシュノーンクラスで無い事や、
サイド後にデッキの構成を変えにくかった事ですかね。

トータルの点数としては75点ぐらいだったんじゃないかなと。

メインボードで変えるべきと感じたのは、
真夜中のバンシーは不要、巨森の蔦もサイドにし、
選別の高座とテゼレットの計略をメインに入れるべきだったかなと。

真夜中のバンシーはマナ拘束が強すぎる上にこちらの生物で
黒い生物が少ないためそこまでの活躍が見込めないと。
相手が緑白系のトークンデッキの場合にデッキの黒マナを増やした上で
サイドインするほうが良かったです。

巨森の蔦はカードとしては非常に良いのですが、
フィニッシャーとしてペラッカのワーム、原初のタイタンを採用しているため
巨森の蔦を構えて出そうとすると緑マナが足りず、結局本当に守りたい生物を
守れないという事がありました。

逆に入れたいカードとして挙げた2枚ですが、
まず選別の高座。
相手の除去に対して自分の生物を生贄に捧げても良く
後半の不要なドローンや相手の不眠の晒し台がついた生物を生贄とする事が出来ます。
強いカードはデッキに入っているため多くのドローサポートを活用することで
より相手に対応できるので、この手のカードは採用するべきでした。
テゼレットの計略も同じ理由です。


そんな75点デッキですが、75点なりの結果で7-2(2BYE含む)という成績でした。
致命的なミスが原因で2回程負けてるので、トータルで見れば上出来でした。


【GP2日目 ドラフト】

6-0すればプロツアーなんですが、6-0するぜ!という自信は
微塵も無く。

今回の僕のドラフト戦略はこれ。
『空いているアーキタイプを探せ!』
という簡単なもの。

1パック目の1手目~5手目ぐらいまではアーキタイプのキーとなる
カードを雑多にピックしていき、その中でも卓に少ないであろう
アーキタイプを狙っていくというスタイルです。

数あるアーキタイプの中でも
積極的に狙っていきたいアーキタイプが四強と勝手に呼んでるこれら。
・緑白トークン
・緑黒トークン
・赤黒狂気
・青白親和

4ターン目に5/5が出せるアーキタイプがこの4つになります。
トークン系は「野生の末裔」、狂喜は「血まみれ角のミノタウルス」
親和は「錆びた秘宝」といった具合です。
ちなみに半分ぐらいプラチナプロの渡辺雄也さんの受け売りです。

これらを狙いつつ駄目だった時に逃げるアーキタイプが
赤白2段攻撃、青緑増殖、黒白スピリット、青白以外の金属術

ドラフト環境は想像以上に早いため、
極力ドメイン・5色は避ける事を意識していました。
マナ加速してる間に倒されるんですよね。
(例外としては大竜巻軸のドメインがあるのですが省略!)

そんな感じの僕の戦略ですが、
具体的な例を出すと、僕のGP千葉の1stドラフトはこんな形でピックしていきました。

1-1 四肢切断
1-2 骨の粉砕
1-3 マイア鍛冶
1-4 錆びた秘宝
1-5 野生の末裔

1-1は丸さで四肢切断。
どのデッキにも入り、環境的に強い5/5を対処できるという優秀なカード。

1-2は特筆するカードがなく、緑黒トークンで使う事もある骨の粉砕をピック。

1-3、1-4は金属術を意識してピック。

1-5で野生の末裔で少なくとも上にトークン系が少ない事を認識。

結局1-5で卓の緑系トークンの少なさに目を付け、それに沿ったピックをし、
最終的に10手目ぐらいで取れた「印章の祝福」で緑白トークンに決めました。
こうなると後は簡単で、緑白のトークン系のカードはほぼ僕に流れてくるので
野生の末裔が1週したりとやりたい放題で卓1の緑白トークンが完成しました。

結果はと言うと、危なげなく1戦目・2戦目を勝利し、
最終戦の大竜巻が3枚か4枚入っているドメインに何とか勝利し
無事3-0する事ができました。

後3-0でプロツアー!

で運命の2ndドラフト。
卓にはあの有名なフジケンさんが。

今思えば1パック目が運命の分かれ目でしたねぇ。
出たカードで有力なのがこの4枚。
・稲妻
・ゴブリンの投火師
・血まみれ角のミノタウルス
・知識鱗のコアトル

強い赤のカードが3枚あり、
フジケンさんが下下家にいて赤黒になんとなくなりそうだったりで
赤いカードをピックすると、僕の戦略である空いているアーキタイプを探す
に反して戦国時代に突入しかねないなと。

でひよって「知識鱗のコアトル」を取ったわけです。

青緑増殖も悪いデッキではないんですが3-0しないといけない状況では
やるべきではなかったですねー。

青緑増殖デッキの最大の弱点は除去の薄さなんです。
睡眠発作ぐらいしかプールに除去が無く、後はバウンスでごまかすんですが
ゴブリンの投火師とか出されたら負けるカードが結構環境に存在するんです。

結局芸術点高めな青緑増殖デッキをドラフトしたものの
初戦であたった赤黒狂喜のゴブリンの投火師に10点以上削られ
僕のPTQは1没に終わりました・・

その後は勝つ事ができ、
ドラフト3-0、2-1のトータル12-3で僕のGP千葉は幕を閉じました。

悔しいは悔しいんですが、ピックミスも入れると全て自分の所為なので
精進せんといかんなーとの思いが強いです。

これに懲りずまた頑張って上を目指して行こうかなと思っています。
次はシンガポールじゃー!

ではでは。



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